
「時間は夢を裏切らない」NO.3
96年4月22日号
▽夢のある話を二つ聞く機会があった。一つは松平の里観光協会の総会で、加藤正一豊田市長が「のどかさのある町づくり」と題して行った話である。もう一つは、エコライフTOYOTA96において、漫画家の松本零士が「宇宙からみた地球環境」だ。互いにとても興味深い内容で、楽しんで聞くことができた。
▽加藤市長の話は、受け取り方によっては夢物語のようにも聞こえる。確かにそうである。ニュージーランドと豊田では環境が全く違う。ただし、次のように考えてみたい。大自然のゆっくりとした時間の流れのなかで生活したいという欲求は、どの時代、どこに住む人々にも多かれ少なかれあるんだと。このように考えれば、決して夢物語ではなく、二、三十年先を見据えた大きな方針のように思える。
▽自称宇宙開発応援団長の松本さんは、子どものころ科学万能の未来を信じて、宇宙への旅を夢見たそうだ。「銀河鉄道999」などは、宇宙に行くことができない自分の代わりに書いた漫画である。松本さんは、「時間は夢を裏切らない」という言葉が好きだと言う。裏返して、「夢は時間を裏切ってはならない」とも言った。頑張れば、その夢は必ず叶うという意味である。六十ちかい松本さんは、いまでも宇宙に行く夢を見続けている。
▽夢を実現させようとしている人たちの話を聞くのは面白い。その夢が大きいほど、話は面白くなる。私も自分なりの夢を描いていきたい。 (藤原記者)
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